今注目を集める3ピースガールズバンド「the peggies」。2017年にメジャーデビューを果たすと、昨年リリースした『君のせい』のMVは180万再生を超える。
ファンたちにその魅力を尋ねてみると、「ゆうほちゃんの可愛い声と、3人の力強い演奏と歌詞が好き」「ガールズバンドというと結構キャッキャしてるイメージがあるけど、そうじゃなくてカッコいい」「サウンドと声はかわいいけど、歌詞からちょっと強さを感じられるところ」といった答えが返ってきた。
結成は中学生時代に遡る。「同じ中学校の同じ軽音楽部に所属していて、ちょっと"道を逸れたい"みたいな欲望があったので、学校の隅の、電気が点いているのかどうか分からないような、薄暗くて汚い部室にいた。表現するのがすごく好きだったので、なんかいろいろやってみようかなっていう気持ちで始めた」(北澤ゆうほ/Vo&Gt.)。
「10年も一緒にいると、どうやって成長してきたとかも知ってる」(大貫みく/Dr)という3人。石渡マキコ(Ba)も「黒歴史とかも知ってる。元々はゆうほが先陣を切っていくリーダーで、私たちは全然長いものに巻かれるみたいな感じなので、すごい引っ張ってもらっている」と話す。全員がお酒好きなようで、「酔っ払うと泣きながら怒る」大貫を、北澤と石渡が笑いながら見ているというのが飲み会の風景だという。
髪色が特徴的な北澤には、ファンから髪のケアについての質問も度々寄せられるという。「1年半以上ピンクにしているので、落ちても明るい。特に何もケアしていないので髪質は大変なことになってる。めんどくさいので何もしていない(笑)」と話す。大貫は「ゆうほは髪型で"盛れる日"がある。写真やライブの時は絶対に盛れるようになってるから、何もやっていないって言ってるけど絶対に何かはしてる」と指摘していた。
実は報道番組が好きで毎日見ているという北澤は「楽曲に影響することもある。実際にニュースを見て感じたこととかを心の中に置きながら作曲に活かしたりしている」と明かす。「『する』っていう曲は、悲しいニュースを見た時にとても悲しい気持ちになって、でも中途半端に人に同情するくせに、自分は自分のことで精一杯で愛して欲しいって叫んだり、自分のことだけになれればいいのに、中途半端に人に同情したりすることに疑問が生まれて。そういう複雑な気持ちを書いた曲」。
また、石渡も「ゆうほが練習の時スタジオに話を持ってきてくれるので、ゆうほの話を聞いて気になるのがあったら後で調べたりしている」と明かした。
そんなthe peggiesの『明日』は、AbemaTVのニュース番組である「AbemaPrime」のオープニング曲に使用されている。「自分の音楽が使われるなんて思ってもいなかったから、意外とマッチしていると思ってすごく嬉しかった(笑)。少しずつ人は変わって上手に生きられないでもがいて、悩んでいた頃の自分に対して、人って意外と嫌でも成長するし大人になる部分はなるし、何が大人か分からないけど変化していくものだから安心してねっていう気持ちで作った。歌、歌詞とかも含めて届けられるいい機会になっているので、歌詞とかにも注目してthe peggiesを知ってもらえたらなと思う」。また、『明日』の歌詞について石渡は「前向きな歌詞だと思うけど、前向きさの中に切なさもある」と話していた。
2月6日には、そんな『する』『明日』も収録されたメジャー1stフルアルバムとなる『Hell like Heaven』がリリースされた。北澤は「peggiesの発信するポジティブなメッセージがより一層深みというか重みを増すように、あえてネガティブな言葉を使ったり。もがいたりあがいたりを抱えた上で"前に進もう"っていうメッセージがこもった、peggiesの全てが詰まったアルバム」と話していた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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