EXILE SHOKICHI(EXILE、EXILE THE SECOND)が5月15日に発売する2ndアルバム『1114』に先駆け、2ヶ月連続シングル第1弾『君に会うために僕は生まれてきたんだ』を3月14日に配信リリース。そして第2弾シングル『サイケデリックロマンス feat. SALU』を4月17日に配信スタートする。
『君に会うために僕は生まれてきたんだ』は2019年のバレンタインデーに開催されたファンクラブイベントで初披露され、ファンの間でも音源化が待望されていた作品。盟友SUNNY BOYと共に1から作り上げた渾身のバラードソングだ。一方、『サイケデリックロマンス feat. SALU』はHIP HOPトラックメーカーの雄、Ava1ancheとEXILE SHOKICHIがコラボして作り上げた軽快なリズムの1曲。タイトル通りどこかサイケデリックな雰囲気も感じさせてくれるサマーチューンに仕上がっている。
昨年12月15日に初のソロ写真集『BYAKUYA』を発売し、驚異の“体脂肪6%の体“を惜しげも無く披露して話題となったが、今年に入ってもその勢いのままに新曲を2ヶ月連続でリリース。ファンにはうれしいニュースとなったが、EXILE SHOKICHIがこの2つの楽曲をこのタイミングで発売した意味とは? 話を聞いた。
テキスト・取材:中山洋平
撮影:You Ishii
ヘアメイク:Toshiyasu Ohki
スタイリスト: JUMBO(SPEEDWHEELS)
自分を代表するバラードをもう1曲作りたかった
--『君に会うために僕は生まれてきたんだ』がリリースされてから1ヶ月が経ちました。反響はいかがでしたか?
EXILE SHOKICHI:自分の作品の中で最も、比喩表現とか韻を踏むといった手法は使わずに、とにかくシンプルにストレートに歌詞を書きました。メロディも単純なラブソング調です。すごく反響は良かったですね。皆さんがすんなり受け入れてくれたというか。
--ピアノの旋律と、実直さが伝わってくるようなハープの音色で幕を開けますね。アレンジはすんなりといきましたか?
EXILE SHOKICHI:アレンジはいつも一緒に曲を作っている、SUNNY BOYと進めたんですけど、割とすんなりいきましたね。SUNNY BOYが「友達からもらった」というハーモニカをたまたまレコーディングの日に持っていて。ハープを入れるのも面白そうだなと思って、吹いてみたんです。
--もともと、曲の構想にあったわけではなくその場のノリでハープの音色を足したと。SHOKICHIさんが吹いたんですか?
EXILE SHOKICHI:そうです。意外と吹けましたね。
--サビでは同じフレーズが3回繰り返されますが、それは素直に“この思いを伝えたい“という現れなんでしょうか。
EXILE SHOKICHI:そうですね。歌詞も覚えやすい感じにできたらなと。
--奇を衒わずにというか。他にもシングル候補曲はあったんですか?
EXILE SHOKICHI:ありました。
--なぜ、『君に会うために僕は生まれてきたんだ』を第1弾シングルに選んだのでしょうか。
EXILE SHOKICHI:ツアーを開催するにあたって、自分を代表するバラードソングをもう1曲作りたかったんです。今までは『The One』がそれにあたるバラード曲でした。『The One』はウェディングソングなので、新曲でバースディソングを出したらおもしろいかなと思って。
--また違うアプローチの、バラード曲を書きたかったと。
EXILE SHOKICHI:はい。ツアーでファンの皆さんとこの曲を育てていきたいですね。
--シンプルな楽曲故に歌入れは苦労しませんでしたか?
EXILE SHOKICHI:そこはシビアに取り組みました。その中でエモさが伝わるように、歌入れしました。
--1人のボーカリスト、そしてソングライターとして、この素直なバラード曲を歌って何か発見はありましたか?
EXILE SHOKICHI:今までの自分の歌詞のスタイルとは全く違った表現ができました。今までだったら、ダブルミーニングとか、比喩表現を多用したりとか。そういう曲を多く作ってきたからこそ、シンプルな歌詞に仕上げても深い表現ができるようになったのかなと。それは自分の中で発見だったし、今の自分だからこそ作れた曲になったんじゃないかなと。
この曲とともに今年の夏を
--ここからは『サイケデリックロマンス feat.SALU』の話を。タイトルに込められた意味とは?
EXILE SHOKICHI:タイトルを見ただけでもちょっと目を引くような、気になる題を意識しましたね。ソロ活動なので、グループ活動よりはパンチという意味で劣る可能性があった。なので、一つ一つの仕掛けにも徹底的にこだわっていきたいなと思って。
--『君に会うために僕は生まれてきたんだ』では素直さを表現した。一方で、この曲は仕掛けていくことを大事にしたと。
EXILE SHOKICHI:歌詞ではたくさん韻を踏んでますし、作詞家としてのスキルをこの曲で存分に表現できていると思います。恋に夢中になっている時って、日常の些細な時間さえもカラフルに彩られているように感じる。ある種、その人に染められてるというか。逆に落ちている時は、世界がモノクロームになってしまう。「君といれば、世界がカラフルに染まっていく」、そのことを「サイケデリック」な音楽と言葉で表現したかったんです。
--ある種、ファンタジーな世界ですよね。
EXILE SHOKICHI:うん、そうですね。
--どういった経緯でこの曲は生まれましたか?
EXILE SHOKICHI:ツアーがスタートするのが夏なので、ライブを見据えてというのが大きいですね。自分の2019年を代表するサマーチューンを作れたらなと思って。毎年、“夏にはこの曲“というのを制作しています。去年は自分が持つレーベル『KOMA DOGG』所属のSALUくんというラッパーと、JP THE WAVYと僕の3人で『Good Vibes Only』という曲を出したんですけど、それがいい感じに夏を盛り上げてくれたので。2019年版というわけじゃないですけど、ハッピーなサマーチューンが作れたらなと思って。
--ライブで盛り上がりそうですよね。
EXILE SHOKICHI:そうですね。この曲とともに今年の夏を駆け抜けたいと思っています。
やっぱり辛いです(笑)
--昨年写真集で見せた“美ボディ“が話題になりましたが、体を鍛えることの意義についても教えていただけませんか?
EXILE SHOKICHI:これはHIROさんからの教えなんですけど、体って「頑張っているか否か」が如実に出るものなんです。努力が100%結果として出ます。運とかは一切ない、シビアなものなんです。ステージに上がったとき出来上がっていない体だと説得力は生まれませんよね。これは僕ら「LDH」のマインドなんですけど(笑)。
--なるほど。そういう意味で写真集はその努力を示すいい手段でしたよね。
EXILE SHOKICHI:たくさんの反響をもらいました。また1つ自分のイメージが作れたというか。やっぱり“体を作る“というのは自分の中でずっと大切にしていることなので。
--鍛えて無心になることで創作活動に繋がることもあるんでしょうか?
EXILE SHOKICHI:そんな美しいものではないです。やっぱり辛いですし(笑)。
--ちょっと話が脱線してしまいますが、私が通う美容室の担当美容師が“SHOKICHIボディ“に憧れて日々ジムで体づくりをしているそうです。
EXILE SHOKICHI:それはうれしいですね(笑)。目標を持ってもらうって、それも一つのエンターテインメントですよね。何かに夢中で頑張ることって人生の中でとても大切なこと。そういうのも自分の責任として感じながら、日々筋トレをさせてもらってます。
ファン待望、”1114日分の成長を詰め込んだ”ニューアルバム、そして自身初の全国アリーナツアー開催
EXILE SHOKICHIは、5月15日にファン待望のニューアルバム『1114』をリリースする。全11曲を収録、『君に会うために僕は生まれてきたんだ』『サイケデリックロマンス feat. SALU』も収められる。そして、新アルバムを引っ提げて6月29日から自身初となる全国ソロアリーナツアー『EXILE SHOKICHI LIVE TOUR 2019 “UNDER DOGG”』が開催される。初日の長野・長野ビックハット公演を皮切りに、全6箇所8公演を予定。ツアーファイナルはEXILE SHOKICHIの生まれ故郷、北海道で実施される。
AbemaTIMESではニューアルバムそして、ツアーについてもインタビューを実施済み。今後の公開をファンはお楽しみに。
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