<大相撲大阪場所>◇十四日目◇23日◇エディオンアリーナ大阪
大関・栃ノ心(春日野)が、関脇・玉鷲(片男波)を押し出しで下し、7勝7敗とした。先場所、0勝5敗10休だったことで2場所連続負け越しとなれば大関から陥落するという窮地だったが、なんとか千秋楽に大関残留の可能性を残した。
栃ノ心は2018年1月の初場所で、14勝1敗の成績で初優勝。続く大阪場所で10勝5敗、5月の夏場所で13勝2敗と、3場所で37勝という文句なしの成績で大関昇進を決めた。ところが新大関となった7月の名古屋場所で右足親指、先場所は右太ももを痛めるなど、昇進後は故障続き。先場所までの大関在位4場所で、白星はわずかに22勝だった。AbemaTVで解説を務めた元小結・旭道山は「本人、一番ホッとしていると思います。栃ノ心さんの力、かいなの返し。よく右を返して、引きつけました」と執念の相撲をたたえていた。
ただ、24日の千秋楽の相手は、なんと新大関を目指している関脇・貴景勝(千賀ノ浦)。貴景勝は9勝5敗で、大関昇進の目安として期待されている10勝にあと1勝。栃ノ心が勝てば大関残留、貴景勝が見送りに。貴景勝が勝てば新大関濃厚、栃ノ心は陥落という、注目の一番が組まれることになった。
(C)AbemaTV
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