昨年7月、インスタグラムでAV男優のしみけん氏との2ショット「事実婚」を公表して話題になった人気ブロガーで作家のはあちゅう氏。7日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』にゲスト出演し、事実婚について橋下氏と語り合った。
知り合った時点で、しみけん氏と職業について把握はしていたというはあちゅう氏。「面白い人と付き合ってみようという感覚」で交際をスタートさせたというが、2年間ほどは「ムリでした。若くてかわいい女優さんたちと毎日そういうことを、って思うと…」と振り返り、今では仲良しだというアシスタントの紗倉まなに対しても、しみけん氏との共演経験があることから「当初は嫉妬に近いものがあった」と明かした。
未だにしみけん氏の出演した映像を見ることはできないというが、仕事に対する姿勢を見るうち、考えも変わっていったのだという。
「一番近くで彼を見ているので、仕事は仕事として行っているし、意思とは別にやらなきゃいけないこともあるんだということがわかってきた。これまで彼は1万人、1日4人くらいの女性と行為をしているので、もう相手が思い出せないくらい。彼も女優さんと付き合っていた時に修羅場もあったみたいで。私たちにも色々なことがあったけれど、1万人に嫉妬するのは無理だと思ったし(笑)。今では乗り越えてきた絆というか、同志みたいな感覚があります。家では"しみけん"ではなく、"けんちゃん"。けんちゃんと結婚したという感覚です」。
この話を聞いた紗倉は「彼氏に理解してもらえず、苦しんでいる女優さんはいる。最初は仕事として見てくれていたけれど、やっぱり自分がしたことのない仕事のことを認識するのは難しい。だんだん嫉妬心が生まれたり、不安になったりする。だから、はあちゅうさんのようにリスペクトを持って、昇華できる方は少ないと思う」と話した。
交際開始から4年が過ぎ、自身の家族とも仲良く付き合っていたはあちゅう氏は、ついに結婚、しかも事実婚を決意する。
「一番大きい理由は、名字を変えたくなかったから。そして結婚というと、家と家との結びつきというイメージがあるが、事実婚は本人たち同士の約束だけ、というイメージ。そっち方が私たちにはしっくり来ると思ったから。親には予告して、"手続きしてきたよ"と報告して。住民票を一緒にして、"未婚の妻"と記載してもらった。生活は同棲時代とあまり変わらないけれど、世間に公表したので"旦那が"、と堂々と言えるようになった。みんな結婚したのと同じように認めてくれて、パーティーなどにも"一緒に来てください"と言ってもらえるようになったのが嬉しい」。
周囲からは、事実婚にしておけば良かったと言われることもある一方、バッシングも受けた。
「法律婚だと、離婚したときに法人登記を変えないといけなかったり、面倒くさい。子どもが生まれた場合、まずは私の名字になる。そして男性側が認知すると2人の子どもになり、ちゃんと相続もされる。そういう風に制度は進んでいるが、やっぱり"世間体"みたいなことで、かなり批判を浴びた」。
そんなはあちゅう氏の話を聞いて、橋下氏が意外な事実を語り始める。
「僕の頃は司法試験に受かると司法研修所で2年間、国家公務員に準じる待遇で給料をもらいながら研修を受けていた。当時、僕とママはまだ籍を入れていなかったが、事実婚でも家族手当が認められるべきだ!司法研修所なんだから、これからの時代はそういう権利も守るべきだ!と僕は騒いだ。そうしたら陳述書にしてくれと言われたので、普通の彼氏・彼女との違いを事細かに書いて提出したら家族手当を出してくれた。内縁関係で家族手当を取ったのは僕が初めてだった。でも、よく考えたら税金だから、やりすぎだったかもしれないけれど(笑)。ある程度、生活ができるようになって、子どもをと思った時に、嫡出子・非嫡出子という、昔ながらの制度を知っているがゆえに、きちんと結婚しようと思った。ある意味、僕も、そういうのに囚われている世代なのかもしれない。でも法律婚したら、3日後くらいに長女ができちゃった(笑)。もし僕の娘が事実婚が良いと言ったら、"思っていたのと違う"とならないよう、ちゃんと説明したいと思っている」。
はあちゅう氏が「彼は現役のAV男優なので、不動産が借りられないんです。不動産屋さんは"存じ上げてます…"となるんですけど(笑)、やっぱり風俗で働いていたりAVに出演している人だと、オーナーさんでどうしてもNGとなるんです。旦那の場合は、芸名も本名に近いし…」と悩みを打ち明け、紗倉も「めっちゃ共感します」と応じると、橋下氏は「政治家だって、いつ選挙に落ちるかわからないからローンが通らない、卑下することない」とエールを送っていた。
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