横浜DeNAドラ1ルーキー・上茶谷、キャンプ地でプロの自覚「次は自分が夢を与えたい」

 今月1日から12球団が一斉にキャンプインとなり、昨季セ・リーグ4位の横浜DeNAベイスターズは沖縄県宜野湾市で開幕に向けた準備に臨んでいる。シーズン中と異なり、選手とファンの距離が近いのがキャンプの特徴であり、ファンはもちろん、選手にとっても楽しみの一つといえる。


 キャンプ地を訪れた地元の野球少年たちは「送球とか捕球の仕方が勉強になった」「プレーで出す一つひとつの声やタッチの素早さが僕たちの野球と全然違うので、そこが勉強になりました」など、憧れの選手を間近にして興奮気味に感想を口にしていた。


 それは横浜DeNAドラ1ルーキーの上茶谷大河投手(22)も例外ではない。力強い速球と多彩な変化球を武器に期待の即戦力右腕として東洋大学から加入した上茶谷は、「僕も小さい頃にキャンプを見て、(プロの選手が)すごいなと思いましたし、こういう舞台でやりたいなと思いました。次は自分が(夢を)与えられる選手になりたい」と話し、キャンプ地で日々高まっているプロとしての自覚をうかがわせた。

 また横浜DeNAにはキャンプ地である沖縄県出身の選手も多い。上茶谷を引っ張る相棒候補、2013年のドラフト3位で、沖縄尚学高校出身の嶺井博希捕手(27)がその一人だ。嶺井は地元・沖縄でキャンプが行われることについて「(沖縄でキャンプをする球団が)増えてきたので、プロ野球を見る機会も増えた。沖縄の子どもたちには頑張って欲しい」と笑顔でエールを送った。


 昨シーズンの横浜DeNAは開幕から続いた先発投手陣の不調を立て直すことができず、惜しくもBクラスに終わった。しかし、昨年24試合に登板して11勝(5敗)を挙げ、リーグ新人王に輝いた2017年のドラ1・東克樹投手(23)に代表されるように、ここ数年、チームのドラ1投手が1年目から活躍する傾向が続いている(2015年ドラ1の今永は8勝、2016年ドラ1の浜口は10勝)。上茶谷と嶺井の活躍が、今季の巻き返しの原動力になることは間違いない。

(C)AbemaTV


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